カラクリの館

関西学院大学神戸三田キャンパスにて活動しているものづくり団体「機巧堂」です。メンバーが思い思いに綴ります。

ラズパイでサーボモーターを制御① セットアップ編

初めまして!1回生のえぬです。先輩達が春休みに行っていたラズパイでサーボモーターを動かすという計画を進めるため、やったことを書き留めていきます。よろしくお願いします。

諸事情で一からやり直しとなってしまったので、それらの過程を書き留めていきます。

第1回目の今回はラズパイのセットアップ編です。

今回用意したのは

 

  • Raspberry Pi 3 Model B
  • 10インチ程度のモバイルディスプレイ
  • マウス・キーボード
  • microSDカード(16GB)

です。ラズパイはPCと基本的には同じなので、画面を表示させるディスプレイ、操作するためのマウスとキーボードが必要になります。ラズパイの出力端子はHDMIしかないので、HDMI端子を備えたディスプレイが必要です。最近の製品はHDMI端子が付いているので問題ありませんが、古いディスプレイにはないものがあるので注意が必要です。SDカードは16GBが一番適切な容量かと思います。普通に売っている一般的なもので大丈夫です。

 

OSの準備

ラズパイは普通のPCと同じようにOSが必要です。最初にそれをダウンロードし、SDカードに書き込む作業をします。

1.Raspbianのダウンロード

下記のサイトからダウンロードを行います。with DESKTOPと書かれた左側の方をインストールします。こちらはGUI操作ができる(=普通のPCと同じように操作ができる)OSですのでこちらをインストールします。"Download zip"をクリックするとダウンロードが始まります。サーバー側の回線が重いため、ダウンロードに1時間程度かかるので注意が必要です。学校のwifiだと、途中で接続が切れてしまいやり直し、ということもあるので学校でダウンロードする場合はデスクトップPCで行うのがおすすめです。

Download Raspbian for Raspberry Pi

2.RaspbianをSDカードに書き込む

ダウンロードしたファイルはイメージファイルという特殊なファイルなので、書き込むために別途ソフトウェアが必要になります。今回は”DD for windows"を使用しました。

下記のリンク先からソフトをダウンロードします。起動する際、右クリックして表示されるメニューの[管理者として実行]をクリックして起動してください。そうしないと正常に動作しません…

http://www.si-linux.co.jp/techinfo/index.php?DD%20for%20Windows#s74c46f6

f:id:karakuridoh:20170628200054p:plain

立ち上げるとこのような画面が開きます。ファイル選択をクリックし、ダウンロードしたRaspbianのデータを選択してください。

f:id:karakuridoh:20170628195935p:plain

 その際、右側のタブが"All files"になっていないと選択することができないので注意してください。選択し、書込を選択するとmicroSDカードへの書き込みが開始します。ここまでで1時間程度かかります…書き込みが終わると準備完了!次のステップに移ります。

 

ラズパイの起動

 microSDカードをラズパイに差し、ディスプレイ、マウス、キーボードを接続し、電源をつなぐと起動します。電源はmicroUSB端子から供給します。スマホを充電するのと同じですね。5V、2.5Aの充電器が推奨されているのでそれを満たす充電器を使用します。何のことかわからない!という人は純正の電源アダプタを利用するのが無難でしょう。我々は仕様を確認せず、12Vの電源アダプタをぶっ差してしまったので危うくラズパイを燃やすところでした…危ない危ない(゚ー゚; 電源を差したら自動的に起動します。デスクトップが表示されたら起動完了です!

 

その後、学校のwifiに接続しようとしたのですが、セキュリティ方式が特殊なのと、プロキシ設定が上手くいかず挫折…我ら組長のテザリング、通称"なべふぁい"でお茶を濁しました…

 

 

日本語化

英語では使いづらいので日本語化します。

まず、日本語のキーボードが使えるようにします。左のラズベリーのボタンをクリックし

Preferences>Keyboard and Mouse>keyboard>Keyboard Layout…

を選択します。CountryでJapanを、VariantでOADG 109Aを選択します。これでほとんどのキーボードは問題なく動作します。

なお、メニューの表記等がRaspbianのバージョンによって微妙に異なるので注意してください。次に、日本語フォントのインストールと表示の日本語化を行いました。

これは下記のサイトを参照したのでこちらをご覧ください。ターミナルからコマンドを入力することで設定できます。

raspi.seesaa.net

さらにスクリーンショットを撮れるようにしようとしたのですが失敗、なべふぁいの通信量を消費するだけの結果に終わりました…

 

だらだら書いてきましたが、本日したことはこれで以上です。やっとスタート地点に立つことが出来たという感じですね。今後もいろいろ試していこうと思うので生暖かく見守ってやってください。

以上、えぬでした!